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増資をしたら株価は下がる?

年々、増資をする企業が増えている気がする。
お金が欲しいのかい?お金、、、欲しいわよね、そりゃあ(笑)

増資と言えば、もはやセットになっている株価の下落。
それだけ増資に対するイメージが悪いと認識されているのでしょうかね。
そんなわけで、今日は「増資における株価への影響」のお話。

 

投資家に警戒される増資

「増資」といえば、新株を発行して資本金を増やす方法で、銀行からの借り入れや、社債の発行とは違い、返済義務がありません。つまり、企業の財務基盤が強化され、長期的には見れば有効な手段と言えます。

じゃあ、なんで株価は下がるの?

企業が成功を収めれば、それだけ投資家へのリターンも大きいハズ。そのための増資あれば株価を押し上げる要因にもなりそうですが、、、実際には、増資を行えば株価が下がる事の方が多いです。

つまりのところ、増資というのは「投資家とっては警戒すべきもの」と言えます。そして、警戒せざるを得ない理由もあるわけで。

 

1株の利益が減る?

増資をする際に必ず出てくるキーワードとして「株式の希薄化」というものがあります。増資と言うのは新株を発行するわけですから、株式発行総数が増える事になります。これにより、1株あたりの利益が減る、つまり「希薄化」するわけです。

<例>
純利益:20億円
発行済株式総数:2000万株
1株あたりの利益は「20億円÷2000万株=100円」

*この企業が増資で2000万株を新たに発行するとします。

純利益:20億円
発行済株式総数:2000万株+2000万株=4000万株
1株あたりの利益は「20億円÷4000万株=50円」


上記の例では、増資によって、1株あたりの利益が100円から50円と減少する事になります。1株の価値が減少するわけですから、投資家にとって好ましい事ではありません。そんなわけで、増資開始前(株式の価値が下がる前)に売り抜けようという傾向が大きくなり易く、結果的に株価下落に繋がる可能性が高くなります。

まぁ、株価の下落に関しては、リスク回避の点から…という理由もあると思います。「増資=株価下落」というイメージが出来上がってしまってますし、損をする可能性があるならすぐさま撤退!というやつです。

好感される増資もある

株価の下落に繋がりやすい増資ですが、中には「良い増資」と好感され、株価の推し上げに繋がる場合もあります。増資をするための理由や計画、将来性が期待されると見込まれれば、市場は「良い増資」だと判断する事があるわけです。先ほどの例で表してみると、、、

<例>
※増資後の企業
純利益:20億円
発行済株式総数:4000万株
1株あたりの利益は「20億円÷4000万株=50円」

*将来的には純利益が5倍になる事業を進めているとします。

純利益:100億円
発行済株式総数:4000万株
1株あたりの利益は「100億円÷4000万株=250円」


企業の事業が計画通りにいけば、増資前における1株あたりの利益(100円)が2.5倍になる事になります。

きちんとした増資をやってくれれば納得する訳ですよ、ホント(笑)

短期的な投資が多いせい?

株価下落の要因として考えられる1つとして、短期的な運用を考えている人が多い、という可能性があります。例えば、テーマ株なんてものは一過性のものが多いので、短期的な運用を考えている人も多いと思います。 企業にとっては重要な「増資」でも、投資家にとっては不要な事があるわけです。

まぁ、どれぐらい待てるかって話ですよね。10年後には5倍になる可能性があります!と言われた時に、、、どう思うかです(笑)

まとめ

増資で一番困る立場になるのは、その企業の株を持っている株主でしょうかね。予測された上でならともかく、急に発表なんかされた日には、、、あれ、涙が止まらない、なんて事になるかもよ!

増資にも種類があり、それによって市場の捉え方も変わってくるでしょうが、その話はまた別の機会に。とにかく、投資をする上で「増資=株価下落」という図式は頭に入れておいて良さそうです。それぐらい警戒してね!って話です、はい。


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